装置に搭載されている「外観検査ユニット」の設計開発エンジニアです。外観検査ユニットとは、非常に小さな半導体チップを顕微鏡と同じレベルで細部まで撮影をして、不良がないか見極めるためのものです。
そのために必要なカメラやレンズ・照明・部品を選定し、各メーカーから様々なデモ機を借りて試します。メーカーの方との打ち合わせも重ねます。そして装置に対してどのような位置や角度でユニットを配置するか、組立エンジニアと試行錯誤しながら組み上げていきます。
お客様への納品にも立ち会います。私はものづくりが大好きですが、人と接することも同じくらい好きなので、お客様と直に会えることも大きなモチベーションになっています。
まだ入社2~3年目の頃、今までに無かった新しいタイプの装置を作り上げ、台湾のお客様のもとへ納品に行きました。しかし現場での立ち上げがなかなかうまくいきません。社内ではうまくいっていたのに、何故現場でうまくいかないのか。チームスタッフと調整作業を重ねるも解決できず、時間だけが過ぎていきます。正直あせりました。
とにかく出来ることは全てやろうと、あらゆるデータを取って分析した結果、「これは設計から変える必要がある」と思いました。しかし設計から変えるとなると、多くの人を巻き込むことになります。もし自分の判断が間違っていたら・・・そう考えると勇気はいりましたが、取得したデータと分析を信じ、自分の考えを上司に報告しました。
最終的に上司も設計から変えるという決断を下し、その後は社員一丸となって問題を解決することができたんです。この経験を通して、私はエンジニアとして「自分の意見」をしっかりと持ち、それを伝えることの大切さを学びました。
今後はエンジニアとして自身が成長するのはもちろん、チームリーダーとして後輩の力も伸ばせていけるよう、日々の仕事に取り組んでいきいたいと思っています。
上野精機での仕事は本当に面白いです。世界レベルで戦い、お客様の高い要求に応えていくために、皆が高い意識を持って働いている会社です。スピード感やチャレンジ精神も旺盛です。意欲があれば入社年数に関係なく、どんどんチャンスももらえます。
学生の皆さん、ぜひ私たちと一緒に「自分たちにしかできないモノ」をつくりましょう!